② トクサ 木賊(トクサ科)(シダの仲間)
常緑多年性シダ植物
木材や金属を磨きこする、砥ぎ草として使われてきました。茎は中空、トクサとスギナは同じ仲間で、日当たりのよい湿地に自生しています。中国名が木賊(モクゾク)であることから、トクサのことを木賊と書くようになりました。賊は「痛める」という意味があり、むやみにこれで木をこすると木を痛めるという意味もあります。ススキが手に入らないときは、トクサをまとめて花活けに使ったりもします。

別名・・・兎久佐、木賊、砥草、スリグサ、ツメトギ、ツキグサ、ツクシ、ハブラシ、アオトクサ

名の由来・・・砥き草が縮まりトクサの名前になりました。

トクサとウサギ
野ウサギは木賊の茎で歯をみがくと言い伝えられ、兎久佐の文字よりウサギを連想させる材料です。木賊の茂っている所にはウサギがいるとも言われます。

投稿:染子(室礼伝承会講師)

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