今日は松下先生にご一緒させていただいて大塚の「なべ家」さんへ。

江戸料理で知られる名店です。

本日のメニューは江戸の料理書『豆腐百珍』を中心に。

最初は「白和」、「さしみ」

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白和は空豆など。衣のお味が絶妙で、豆腐のおいしさを感じました。

さしみといっても魚ではなく、葛きりと油揚げ、麩を煎酒で合えたもの。

人生初の煎酒でした。酸味は合える相手によって強さをかえるそうです。

次は、「厳石豆腐」

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岩石に見立てたのは、鳥肉と豆腐のお団子です。

次は、「鰹火焼きなます」。写真は5月1日のお楽しみ。

次は、「すし煮」、「厚焼豆腐」、「湯葉巻」の3種盛り

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すし煮は、いわしをお酒とおから、醤油で煮たもの。厚焼豆腐は、キッシュのような感じでしょうか。湯葉巻きは一度揚げてあるようです。

次は、「田楽」

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串に差して焼いたお豆腐に味噌を塗ったもの。

次は、「そば切豆腐」

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豆乳でこねた蕎麦だそうです。

私が一番感激したのは豆腐粥。おいしそうすぎて写真を撮り忘れてしまいました・・・

5ミリ角に切った(手作業)絹豆腐とご飯を出汁茶漬けにしたもの。

ほんのり柚子のかおりがしました。

シンプルですが、豆腐とご飯の大きさが揃っているから、サラサラとおいしく食べられるようです。

次の、「味噌漬豆腐」は付け加減が難しいとのこと。

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最後は「菖蒲豆腐」

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柏の葉の下には・・・豆腐の上にアンコが!意外においしいデザートでした。 

 

お料理に、ものすごく手間がかかっているのに驚きました。

美味しく食べるために手間を惜しまない江戸の人々の心。

松下先生のお話を舌で実感した一日となりました。

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