2012/12/18

鼓の宇宙

先日鼓体験に参加させていただきました。

宝づくし、稲穂に鳴子などなど、練習用とは言え、一つ一つ豪華な模様です。

また、「鳴子」とは、洒落てますね〜

中でも豪華なこちらは内側にも模様がしっかり刻まれていて、いい音出そうです!

鳳凰と思われるこの文様を見て、杉浦康平著のこの本を思い出し、めくってみました。

鳳凰の力強い羽ばたきは「風」を巻き起こし、古代、風は自然の息吹、天の神の訪れだと考えられていたとのこと。また「叩く」楽器について:

「春は陽気が蠢動するとき。そこで、奏楽によって陽気をさらに活気づける。...音楽とはそれほど深く、天地自然の推移をうながす力、眼に見えぬ力とかかわりあうものだという認識」が古代中国からあったそうです。

お囃子のハオー!とかイヨ!とか聞くと、時代がだいぶ下った頃生まれた演奏にもそんな宇宙の力が感じられて...しびれます!

この鼓体験会で室礼もありました。

同様に、自然の力、人々の願い、宇宙観を感じさせるものでした。

日本、そしてアジアの文化深いなぁ〜

そして媒体が変わっても共通する思想があるのが面白いです。

 

それにしてもこの鳳凰、首がないのはどうしてなんでしょうか???鳳凰ではない???

・・・誰か教えてください!

投稿:d.T

 

 

 

カテゴリー:日々の出来事