2012/12/10

銀杏

先日母校でデザインを教える機会があり、駅前から銀杏並木に迎えられ、銀杏を形どったロゴを作ってくれた学生さんもいたり、と銀杏の美しさに改めて魅せられました。

大きく末広がりに開いた葉、そこからきゅーっと葉柄に絞られて行く感じ。

冬に向って周りがどんどん無彩色になっていく中で、一際目立ち、一際明るく華やぐ黄色。

銀杏と言えば角切銀杏が定紋の故中村勘三郎丈。

華やかで明るく、ぱぁーっと輝いているかと思えばきゅーっと締める所は締める。舞台のエネルギーはすごいものがありました。そんな勘三郎丈の訃報には悲しいやら、未だに信じられない気持ちで一杯です。

銀杏のロゴを作ってくれたタイ人の学生さんは「銀杏には末広がりの意味もある」と話したらとても喜んでくれました。

中村屋さんも大きな大きな存在が亡くなりましたが、勘九郎丈、七之助丈を筆頭にこれから皆さん益々ご活躍して歌舞伎界を引っ張って行って欲しいと期待しています。

(↑中村屋親子のイメージ?)

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

投稿:d.T

カテゴリー:日々の出来事