10月31日(日)にマンダリン オリエンタル 東京でTOKYO KIMONO CONCERTが

行われます。マンダリンでのデザートブッフェも大変な魅力ですが、通崎睦美さんの

コンサートは本当に楽しみです。

通崎さんは以前から日本橋でのコンサートを望んでいらしたので。

その理由は往年の木琴奏者平岡養一さんへの想いがあったからです。

 

『通崎睦美と平岡養一』

平岡養一

(ひらおか よういち、1907816日~1981713日)

往年の名木琴奏者。「お江戸日本橋」を生涯のテーマ音楽のように演奏した。

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2005年、平岡が自身で改造を重ね愛用していた1935年製の木琴が、

マリンバ奏者の通崎睦美に譲られた。平岡が1977年に行った京都

の公演で、10歳のマリンバ奏者と71歳の世界的木琴奏者の共演と

なった。

28年後第701回東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会において

平岡が初演を務めた『シロフォンと管弦楽のための協奏曲』を平岡

の木琴を用いて再演するという試みが企画されそのソリストに抜

されたのが通崎であった。演奏が成功を収めたのち、客席から見て

いた平岡の家族が平岡の木琴を託せるのは通崎しかいない、と平岡

の木琴、楽譜、マレットの全てが譲られることとなった。以降通崎

は平岡の軌跡をたどる音楽的探求を開始。現在も平岡の木琴は通崎

によって音を奏でている。

 

通崎睦美さんと日本橋と平岡養一さんにはこんな関係があるのです。

 

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