日本橋芳町夏の宴の第2回が無事終了しました。

平成19年の10月に弊社のかわら版(第29号)で久松さんのインタビューから「吉兆手打式」

と明治座での紅会(芳町芸者の踊りの会)のことを知りました。そしてその復活を目指していく

ために長い道程が始まりました。

久松さんとの話の1年後、まずは紅会といいますか、芳町踊りを復活させるために濱田家との

話し合いをして、平成20年11月に開催するつもりがいろいろあり中止に。この時もバタバタと

本当に大変でした。

そして次の機会が平成21年7月、まずは日本橋芳町夏の宴企画を実施することができました。

しばらく芳町芸者が日本橋で芸を披露する機会がなかったため、芸者衆の心意気を感じる

とてもいい企画になりました。芸者衆もお客さまも大満足でした。

そして今年のテーマは吉兆手打式の復活、披露です。吉兆手打式は明治座で披露される程

の内容なので芳町芸者が多くいた時代だからできた踊りでした。それを小さな規模でする。

それは実際に明治座での華やかな舞台を知っている関係者にとっては考えられないことでも

ありました。それを今年は挑戦したわけです。

3年かけての「吉兆手打式」が無事終わりました。吉兆手打式は本当に素晴らしい魅力的な

踊りです。まさに芳町芸者の宝。いつまでもこの素晴らしい伝統が続いて欲しいものです。その

ための次にやるべきステップがあったりするのです・・・・・。「挑戦の継続が伝統になる。」

何にしましてもホッとしました。

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こちらは本番前日のお稽古の様子です。

 

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