1月の歌舞伎歳時記のお題は、「初芝居」。

「寿曽我対面」についてお話いただきました。
 
江戸時代の正月興行は、曽我物と決まっていたそう。
今年も国立劇場の「奴凧」が曽我物ですから、伝統はまだ続いています。
 
曽我十郎と五郎の兄弟が、親の仇・工藤を討つお話はおなじみですが、

場面ごとに先生の解説を聞きながら型を見ていくと、

そういうことだったのかとわかることがたくさんあります。
 
例えば・・・
なぜ十郎と五郎はバカにされているのか?
→皆が大紋を着ているところに、曽我兄弟は貧しい身なりだから
 
なぜ対面の場に大磯の虎たちがいるのか?
→館での接待の場に、お酌をする役目で呼ばれているから
などなど。
千鳥は十郎、蝶は五郎のトレードマークです08-2.gif
 
来月のお題は「鏡曳き」「節分」。
「鏡獅子」を中心に見ていく予定です。
*日程が2/19(日)→2/26(日)に変更になりました
 
投稿:塚本
カテゴリー:イベントレポート