ホトケノザは仏の座のような形をした葉の上に、
胴長で唇形の花をつけ、
葉を仏座、花を仏様に見立ててこの名がつきました。

名前の由来は、仏様を安置する場所あるいは台を仏座ということから。
蓮の花びらで形どった「蓮華座」「蓮座」ともいわれ、
よく見られる形式です。

レンゲも花が輪のように固まって咲く姿を
蓮華座に見立ててついた名だとか。よく似ています。
植物の名前は「なるほど・・・」とうなずける名が多く、
これがまたおもしろいところです。

同じ名がつけられている春の七草のホトケノザとは、
「コオニタビラコ」のことで、
似ても似つかない姿・形で花も黄色です。
別名 サンガイグサ、ホトケノツヅレ、ヤスミソウ、クルマソウなど
タンポポの仲間で葉もロゼット状に広がっています。

冬の間、捜してみるものの、似ている葉形が多く、
「ナズナ」とよく似ているのでまちがえやすく、
だんだん難しい植物になりつつあります。
春、黄色い花を咲かせるので、
確認しておくと見つけやすいかもしれませんが、
悲しいかな私はまだ確認できていません。
こちらの草は食べられます。

投稿:染子

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