2013/01/08
季節の植物あれこれ ~お節の食材 その2 チョロギ~
○ チョロギ(長呂儀) シソ科(中国原産)
珍しい形をした縁起物の野菜。
いも虫に似ていますが、蚕にも似ているところから
「草石蚕」の名があります。
蚕のさなぎの表現で「うずまき」ともいいます。
別名「千代老木」「長老木」「長老喜」「草石蚕」。
和名ではネジリイモ、ネジイモ、ホラガイイモとも呼ばれています。
お正月の黒豆の彩りとして
梅酢などで赤く染められ添えられます。
花は7月頃に咲き、淡紅色の美しいかわいい花が咲き、
葉には香りがあり、花材としても丈夫な花です。
チョロギは白黄色ですが、土の中では白い色をしています。
掘り上げる時は、
曇りの日か夕方に行う方がよいようです。
日に当たると白い色が茶褐色に変色してしまうのです。
水の中にすぐ入れて土を落としておきます。
遅れると変色するからです。
いも虫によく似ていて、
根が広範囲に伸びているので、
まわりから広く掘って収穫すると、
傷つけないで採集できます。
地上部が枯れてしまわないうちに、掘り上げる方が、
チョロギと地下茎が離れずとりやすいようです。
我が家の畑のチョロギは、夏場は花を楽しみ、
11~12月頃になると収穫します。
結構ついているものです。
梅酢に漬け込み、このお正月は黒豆の上にのりました。
投稿:染子
カテゴリー:日々の出来事