育子姐さんと惜しむ 赤坂の名料亭口悦

2017/03/04

育子姐さんと惜しむ 赤坂の名料亭 口悦

赤坂の都心にありながら、静寂に包まれた数寄屋造の料亭「口悦」。「口が悦ぶように」と、映画監督の小津安二郎氏から命名された店は、これまで数多くの著名人たちが贔屓にしてきました。大小6つある座敷からは、手の行き届いた庭を望め、季節の素材を生かした伝統の江戸懐石を味わうことができます。

しかし、この赤坂の名店が、この春惜しまれながら、姿を消すことになりました。 かつて、数多く軒を連ねていた華やかな赤坂の料亭街で「口悦」がオープンしたのは、昭和37年のこと。女将の渡邉純子さんは、50年以上にわたってお店を切り盛りしてきました。渡辺さんのご主人は、食通でも知られた映画俳優の故・渡辺文雄さんです。料理の味はもちろん、女将の細やかな心配りと店のしつらえは、訪れる人に安心感とやすらぎを与えてくれると親しまれてきました。 映画界はもちろん、政財界の重鎮が大勢訪れ、長年、赤坂の名料亭として街を盛り上げてきましたが、体力の限界から今回お店を閉じることを決意されたそうです。

3月の赤坂は、華やいだ雰囲気に包まれます。赤坂芸者が総出演(で日頃の稽古の成果を披露)する「赤坂をどり」が開かれるからです。3月10日11日の2日間、赤坂ACTシアターが会場。次回は、55回目の記念公演となります。歴史ある踊りの会を支えている一人が、赤坂の名芸者、育子姐さんです。育子さんは、先日芸者衆では初めてという旭日双光賞を受賞されました。

熊本出身の育子さんが、上京して芸者になり、初めて赤坂をどりの舞台にたったのは、昭和40年のことです。舞台経験もない中、緊張する育子さんに先輩の姐さんは「客席をお花畑だと思うよう」声をかけたそうです。客席の花に水をあげるよう踊れば、一つ一つの演技も丁寧になり、心を込めて表現することができると。育子さんは、この言葉を今も胸に刻み、後進に教えています。 口悦は、育子姐さんにとって、数々のお座敷を経験した想い入れの深い場所。

今回の企画では、育子姐さんに、今年の赤坂をどりの見所や、赤坂花柳界について、口悦でのエピソードなどをお話いただきます。また、食事の合間に育子姐さんの踊りで宴を盛り上げていただく予定です。赤坂の名店での名残の宴、ぜひご堪能ください。

 

育子姐さんと惜しむ 赤坂の名料亭 口悦

【日時】 3月4日(土) 12時〜

【会場】赤坂 口悦 (溜池山王駅)

【料金】  38,000 円 (税・サ込、料理、お花代、お土産付き) ドリンク別

※参加予約を受け付けております
※事前にご予約ください(電話・FAX・メール)
※申込みフォームよりお申込みの方は、質問欄にご希望の日にちをご記入ください。

【お申込み】新日屋(しんにちや)
お申し込み・お問い合わせフォーム
TEL:03-5652-5403(平日10:00~17:00)
メール:reservation@shinnichiya.com


 

 

第55回赤坂をどり ご希望の方に、赤坂をどりの チケットを手配いたします。

【日時】 3月10日(金)11日(土) 各日 11時半〜  15時半〜

【会場】赤坂ACTシアター (赤坂駅)

【チケット代】 S席7,000円